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ショルティのモーツァルト「フィガロ」


 これほどのワーグナー、リヒャルト・シュトラウス指揮者がモーツァルトが悪いはずがないと思いながら、今まであまり聴いてこなかったのを後悔して聞き直しています。まず「フィガロ」から。これは想像どおりいや想像以上に素晴らしいではありませんか。その透明な音色と颯爽としたリズム感はショルティならではです。歌手も女性陣が素晴らしい。キリ・テ・カナワの伯爵夫人、ルチア・ポップのスザンナ、フレデリカ・フォン・シュターデのケルビーノは歴史的にもこのオペラに適う最高の布陣です。個々のアリアの表現力は勿論のこと、そのアンサンブルの統一感や音色の違いは素晴らしいですね。男声もサミュエル・レイミーのフィガロ、トーマス・アレンの伯爵を中心にベテラン勢が聴かせてくれます。特にどんどんメロディーが変化してゆく第2幕のフィナーレはとても聴き応えがあります。ロンドン・フィルも一部に弱いという批評もありますが、もともとモーツァルトが得意なだけにショルティの統率のもと軽やかで素敵な演奏を繰り広げます。もしかするとこれまでで一番バランスのとれた「フィガロ」かもしれません。
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フィガロの結婚 ― プラハ国立劇場オペラ ― に行ってきました。


 フィガロの結婚 ― プラハ国立劇場オペラ ― に行ってきました。1月3日(木) オリックス劇場(大阪)の公演です。年に1,2度あるヨーロッパ・オペラハウスの日本巡回公演です。知っている歌手は伯爵夫人のイザベル・レイ以外は全くいませんでしたが「フィガロ」はアンサンブルが大切なので気にもとめずにチケットを購入しました。でもヨーロッパには知らない歌手でも上手な人がたくさんいます。 プラハの音楽院を出た若手の方が多いですね。
そして、感想ですが、とても素晴らしい「フィガロ」でした。歌手ではフィガロを歌ったミロッシュ・クラークが深い声と軽やかな演技で魅せましたし、人気役のケルビーノを歌ったミハエラ・カブストヴァーも美しい声だけではなく「恋とはどんなものか」も上手く歌っていました、演技も秀逸でした。スザンナのヤナ・シベラ、伯爵のイジー・ブリクレルもよく歌い、演技も良かったと思います。ちょっと残念だったのはイザベル・レイで本来スーブレットだった彼女にスピントが要求される伯爵夫人は苦しかったと思います。強く歌うところはヴィブラートでカバーし「あの楽しい思い出はどこに」では後半のA-A-A♭がきつかったと思います。「そよ風」の二重唱では出を間違えていました。指揮のハルペツキーもリズム感のあるはつらつとした演奏でとても気持ちが良かったです。感心したのはチェンバロのPirochovaさんでとても丁寧にレチタティーヴォの伴奏をしていました。アリアも大事ですがレチタティーヴォをいかに魅力的に歌えるかがこのオペラの鍵で、歌手の方は随分助かったろうなと思います。演出や舞台も簡素でしたが伝統的なもので初心者にも分かりやすかったと感じました。programを見ると20代後半の若手の歌手が多く脇をベテランが固め、とても美しい声と息の合った演技でほんとうに楽しめました.家内が「CDの名演奏にもひけを取らないね」と言った言葉が最も適切な評価だと思います。これから巡回公演が続きますが、一見の価値はありますよ。最後に、チェンバロの調律師の方が公演の直前まで、そして幕間にも懸命に調律していらっしゃったのが印象に残りました。

パトリシア・プティボン(Patricia Petibon)のスザンナ


パトリシア・プティボンのスザンナを聴いてみたくて エクサン・プロバンス音楽祭2012の「フィガロの結婚」をネットでDLして見てみました。お目当てのプティポンはやはり素晴らしかったと思います。大きな声量はありませんが、その快活な演技と表情豊かな歌いぶりはとても素敵でした。高音域も良く伸びて現在No1のスザンナですね。
私的にはアレクサンドラ・クルザークよりも好きですね。ケイト・リンジーのケルビーノもエネルギッシュで新鮮な歌いぶりで良かったです。男声陣も知らない歌手ばかりでしたが良く歌っていました(おいおい、それだけかい)ちょっと残念なのは伯爵夫人のマリン・ビストレムですね。第二幕の「愛の神様~」から始まるカヴァティーナは単調な曲で難しいのですが、あまり上手くこなせていなかったように思います。やはり昔のチェリル・スチューダーが最高でしたね。指揮のジェレミー・ロレールはとても若い人ですが古楽器を上手くならし、小気味の良い演奏で好感が持てました。最近のヨーロッパでは若手のオペラ指揮者が活躍していますね。演出のリシャール・ブリュネルは場所を法律事務所に設定し、市長のアルマヴィーヴァと市民のフィガロたちの対立の構図を描き出しました。現代風の演出の読み替えにはなれてきましたが、奇抜なものの多い昨今、順当なものかと思いました。全体のプレゼンスとしては結構楽しめた「フィガロの結婚」でした。今週末にNHKで放送されますので、是非、プティボンのスザンナを聴いてみてください。
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dawa7761

Author:dawa7761
オペラをこよなく愛する者です。
すばらしいリリコ・スピントであるOksana Dykaちゃんのファンです。
東の果ての国から応援しています。

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