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ミラノ・スカラ座 2013/14シーズン 開幕公演の『椿姫』


あけましておめでとうございます。今年も「私の愛したリリコ・スピント」をよろしくお願い致します。

まず新年はミラノ・スカラ座 2013/14シーズン 開幕公演の『椿姫』です。

ヴィオレッタ・ヴァレリー: ディアナ・ダムラウ
フローラ・ベルヴォア: ジュゼッピーナ・ピウンティ
アンニーナ: マーラ・ザンピエーリ
アルフレード・ジェルモン: ピョートル・ベチャワ
ジョルジョ・ジェルモン: ジェリコ・ルチッチ
ガストン子爵: アントニオ・コリアーノ
ドゥフォール男爵: ロベルト・アックルソ
ドビニー侯爵: アンドレア・ポルタ
グランヴィル: アンドレア・マストローニ
ジュゼッペ: ニコラ・パミーオ

ミラノ・スカラ座合唱団
ミラノ・スカラ座管弦楽団
指揮:ダニエレ・ガッティ
演出:ドミートリ・チェルニャコフ
衣装:エレナ・ザイツェワ

 何と言ってもスカラ座の開幕公演『椿姫』で主役3人のうちイタリア人が一人もいないということに驚かされます。当然Booが予想されましたが、この日はアルフレードのピョートル・ベチャワがその標的となりました。ちょっとピッチが甘いところもありましたが第二幕では料理をしながら歌ったりして大変なことを思うとまずまずのできであったかと思います。
 ヴィオレッタはドイツ人のディアナ・ダムラウです、イヤすごい体型に圧倒されました。歌のほうは第一幕はコロラトゥーラの部分が多いのでまあこんなものかなと思いましたが、第二幕ではスピントを利かせなければならないのでちょっと苦しそうでした。尻上がりに良くなり「過ぎし日よ、さようなら」ではその技術を駆使して圧倒的な存在感でしたね。最近はリリコからレジェーロ系の歌手がヴィオレッタを歌うことが多いのですが、是非、スピント系の力強いヴィオレッタも聴いてみたいです。
 ジェルモンのジェリコ・ルチッチは表情はうまいのですが、「プロヴァンスの海と陸」などもう少し朗々とした明るい声のバリトンを聴いてみたいです。指揮のガッティはもうベテランですね。ちょっと旋律の切り上げが早いところが気になりますが、彼もBooを浴びていました。
 一番の問題は演出のドミートリ・チェルニャコフでしょう。音楽を横に置いて、歌手に演技させすぎですね。特に第三幕のヴィオレッタは死の直前なのに運動量が多すぎます。細かいところは工夫しているのですが、読み替えならそれらしくもっと一貫性のあるスタイリッシュなものにして欲しかったです。Metの「イーゴリ公」大丈夫かしら。
 ザイツェワの衣装もいけません。ダムラウがあの体型ですからもう少しふさわしいものにしなければ。まるで太ったおばちゃんで『椿姫』の初演の失敗を彷彿させるものでした。第二幕なんてまるでグレーテルです。
 最後にアンニーナでマーラ・ザンピエーリが出ていたのには驚きました。スカラ座では30年前のプリマですね。通常とは違いアンニーナが物語の伏線となる演出でしたがザンピエーリにはスカラ座の天井桟敷も大きな敬意を払ってました。
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エヴァ・メイ(Eva Mei)のヴィオレッタ続き


 エヴァ・メイ(Eva Mei)のヴィオレッタが素晴らしかったのでもう少し書かせていただきます。やっぱり「花より花へ」は最後のEsが聴き所ですよね。最近は原点通りオクターブ下げて歌うことが多いですが、これが決まらないと「椿姫」を聴いた気がしません。
歌手にとっては長い第一幕を歌いきった最後のカバレッタで高音を出さなければいけないので大変ですが良く歌われていました。が、ちょっと弱かったかなという印象です。エヴァ・メイ(Eva Mei)の歌唱の素晴らしさは他の方も評価していらっしゃいますので、私が気づいた点を少々。ドレス捌きがとても上手いですね。大きな会場でドレスがふわっと広がるととても見栄えがします。そこまで気を配るというのはなかなかできないことですが、やはりプリマらしい振る舞いですね。もう一つ第一幕でエヴァ・メイ(Eva Mei)が動いた後に汗がしたたり落ちていました。フェスチバルホールの2500席もある大きな会場で強いライトを浴び、それでもさまざまな表情で演じ、歌わなければいけないオペラ歌手は自分の身を削って歌っているのだと思いました。CD、DVDでオペラを聴くのもいいですが実際の演奏を鑑賞するのもいいものですよ。

ハンガリー国立歌劇場の「椿姫」


 で、次は大阪フェスティバルホールでの公演、ハンガリー国立歌劇場の「椿姫」を見に行きます。改装したフェスティバルホールも初めてですし、ヴェルディ200年祭なので、とりあえず一つは見なければと思いました。よくある東ヨーロッパの歌劇場の巡回公演です。歌手も指揮者も知らない人ばかりで、これでは集客力がないので、ヴィオレッタは日本でも人気の高いエヴァ・メイです。これでチケットは一気に売り切れです。エヴァ・メイは久々に聴くので楽しみですが、ハンガリーも立派なオペラハウスなので知らない若手の歌手の中にも逸材が混じっているかもしれません。新しい発見も楽しみの一つですね。また、聴いたらblogでupしたいと思います。
プロフィール

dawa7761

Author:dawa7761
オペラをこよなく愛する者です。
すばらしいリリコ・スピントであるOksana Dykaちゃんのファンです。
東の果ての国から応援しています。

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