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Aida(8)若々しいアイーダ


 日本の神様は若々しい華やぎがとても好きなのです。少々ミスがあっても一生懸命、演奏している若い人たちの姿には感動してしまいます。今回のスカラ座のアイーダはOmer Meir Wellbe(Director) Oksana Dyka (Aida) Jorge De Leon (Radames)と若々しいスタッフが揃いました。Wellberは少しテンポの緩急に問題がありましたが、グイグイとオーケストラを引っ張って好感が持てました。Jorge De Leonは高音域が今ひとつでしたが今後に期待しましょう。合唱はさすがスカラ座で素晴らしかったと思います。そしてOksana Dykaちゃんは若々しい気品のあるアイーダを歌いこなしました。彼女は是非この役を歌いたかったそうですが、じつに見事な歌唱でした。これからも各劇場でアイーダが待ってます。素晴らしい歌声を聴かせてほしいと思います。
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フィオレンツァ・コッソット(Fiorenza Cossotto)


 フィオレンツァ・コッソットをリリコ・スピントとは呼べないでしょう。しかし、メゾ・ソプラノでありながらその鋭く力強い歌唱はオペラ・ファンを酔わせました。若くしてスカラ座でデビューしトロヴァトーレのアズチェーナ、ドン・カルロのエボーリ公女、、カヴァレリア・ルスティカーナのサントゥッツァをはじめとしてイタリアオペラにおけるメゾ・ソプラノの諸役を席巻しました。日本の公演では1973年のイタリア歌劇団のアムネリスで強烈な印象を今でも与えています。先輩のシミオナートが柔らかなメゾであるのに対して、コッソットは力強く、劇的な印象を与えます。それでいて音楽的な様式を崩すことなくドラマ性や表現力をを重視する現代の演奏にぴったり合致していたのではないでしょうか。いろいろな賞賛の嵐は引退した今でも続いていますが、なんと言っても常に聴衆の期待を裏切らない、安定した歌唱が最大の魅力だったと思います。本当に主役のソプラノを圧倒してしまう存在感がありました。
 実は私がオクサナ・ディカ(Oksana Dyka)ちゃんを高く評価するのはコッソットの高音域が伸びたらオクサナ・ディカ(Oksana Dyka)ちゃんの声質にとても似ているような印象があるのです。皆さんはどう思いますか。

Aida(7)気品のあるオクサナ・ディカの(Oksana Dyka)のAida


 私は書道もしますが、「書」ではなんと言っても品格が大切です。書における品格の高い作品は、なんと言っても王羲之の書いた「蘭亭序」でしょう。その気品は写本しか残っていないとはいえ他の作品を圧倒しています。春の一日、蘭亭に会して曲水の宴が開かれ、その時に作られた詩集の序文ですが、王羲之が特に技巧を凝らさず、興にまかせて書いた「率意」の書と言われています。このように、やはり芸術というものはあまり技巧に走らず、作者の思いをそのままぶつけることが品格につながると思います。その意味ではオクサナ・ディカの(Oksana Dyka)のAidaもあまり技巧に走らず、自身の持ち味をそのまま表現しているところが王女「アイーダ」にふさわしいのではないかと思いました。第4幕のラダメスとの二重唱まで「率意」の表現が感動を生んでいるのだと思います。

Aida(6)素晴らしい女声


 しばらくお休みしていたので、再び「アイーダ」に戻ります。「アイーダ」の魅力はなんと言っても アムネリスとアイーダの女声陣にあるのではないでしょうか。特に第2幕の凱旋の場が始まる前の二重唱はとても魅力的です得がたいラダメスの愛を得たいアムネリス、祖国とラダメスへの愛に翻弄されるアイーダ。この場があるからこそ次の凱旋の場が生きてくるように思います。今回のスカラ座の公演ではOksana Dyka のAidaとMarianne CornettiのAmnerisが素晴らしい歌を繰り広げました。コルネッティはベテランですが鋭い、気位の高いアムネリスを表現し、オクサナ・ディカは気品と愛情の渦を歌い上げました。これほどの演奏はなかなかお目にかかれません。いつもは静かなスカラ座で思わず拍手が起こったほどです。MetやROHの「アイーダ」も聴きましたが、ここでは到底スカラ座の比ではありませんでした。何気ない部分で本当のオペラ・ハウスの実力が出るのだと思います。

ROHのTosca


 やはり予想通りというかゲオルギューは中低域は声が出ず高域は金きり声で演技と表現力だけで持っているようで、キャリアもそろそろ終わりかなという感じです。カウフマンももう一つでチューリッヒのエミリー・マギーとの時の方がよかったと思います。それでもロンドンの観衆は「Bravo」の嵐で、スター・システムの威力を感じました。オペラ・ハウスは陰謀の塊と言われるだけにここで生き残っていくのは並大抵のことではありません。が、やはり実力よりも人気が優先するのでしょうか、second castのマルチナ・セラフィンの方がよかったと思いますがいかがでしょう。やはりオペラは声が出ていないと駄目ですね。

2012-2013シーズンのスカラ座のスケジュール


2012-2013シーズンのスカラ座のスケジュールが発表されています。 来年はヴェルディ生誕200年ということでたくさんの演目が上演されますが、バレンボイムはやはりイタリア・オペラを振らないそうですね。オクサナ・ディカ(Oksana Dyka)ちゃんは「仮面舞踏会」のアメリアを歌います。アメリアはヴェルディのリリコ・スピントの役柄の中ではやや地味な存在ですが、第二幕と第三幕で難しいアリアがあり今まで聴いた歌手の中でこれといった人はなくディカちゃんの澄み切った声による熱唱が期待されるところです。ところがよく見るとsecond castではありませんか。firstはなんとあのソンドラ姐さんではありませんか。ゲゲですよね。ディカちゃんは今シーズントリノでアメリアの初役に挑戦しますので、ぜひ期待したいものです。2012-2013シーズンのスカラ座のスケジュール

Aida(5)ネット批評


 最近は海外でもネットによる批評、というかこき下ろしが多く見られます。しかし、現代NO.1テノールの一人であるホセ・クーラも「百害あって一利なし」と言っているように、よく読むと見当外れの論評が多いように思われます。かえって、ふつうのオペラファンのブログに書かれていることの方が、真実に近いことが多いです。おもしろかった論評としては、オクサナ・ディカ(Oksana Dyka)ちゃんの体格が大きいので(ジェシー・ノーマンほどではないですが、これは本当です)可愛らしいプッチーニのヒロインではなく、ヴェルディ向きだと書かれた方がいらっしゃいましたが、これには、腹を抱えて笑っちゃいました。

蝶々さんの軛


 写真は大村博美さんが出演したローザンヌのcio-cho-sanです。
 日本のリリコ・スピントが世界へ飛び出してゆくときはやはりcio-cio-sanという役柄があるのは有利な条件でしょう。しかし、cio-cio-sanは第一幕の途中から出ずっぱりで、第二幕には有名な「ある晴れた日に」のアリアもあり、スタミナとずば抜けた歌唱力が求められるハードな役柄です。プッチーニの思い入れが強く、イゾルデと同様、あまり歌手のことを考えていないんじゃないかと思うことが良くあります。それでも日本人だからということでcio-cio-sanを歌う歌手はやや大目に見られていた側面もあるのではないでしょうか。それ故、cio-cio-sanでは賞賛を浴びた歌手でも、他の役柄ではかえって厳しい批評にさらされることも多いと思います。前述の大村博美さんも、その「蝶々さんの軛」を断ち切るのは大変ではなかったろうかと思います。もっといろいろな役で活躍してほしいリリコ・スピントさんですね。

日本のリリコ・スピントといえば大村博美(Hiromi Omura)さんでしょう

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現在活躍中の日本が生んだ世界的リリコ・スピントといえば大村博美(Hiromi Omura)さんでしょう。ニューイヤー・オペラコンサートにも毎年出演していらっしゃいますが、テクニックもすごいし、声量や高音域の張りも素晴らしいのに、あまりにもきっちり歌いすぎて、今一歩という感じがしたのですが、ロ-ザンヌ(Lausanne)歌劇場の「ノルマ」を聴きますとごく自然に歌っていて、とても感動しました。特に「Costa Diva」は素晴らしく、やっぱりアリアはオペラの中で聴くものだとしみじみ思いました。欧米で活躍しているリリコ・スピントに少しも引けを取りませんし、声の美しさはマリア・カラスを凌駕しています。ロ-ザンヌ(Lausanne)歌劇場のスタッフはいいところに目をつけていますね。蝶々さんだけではなく、アイーダやトスカにも出演してほしいと思いました。世界のオペラハウスのスタッフさん、是非オファーしてくださいね。
 Lausanneでのノルマが録音がupされていますので、聴いてみてくださいね。
1.https://www.rapidshare.com/files/335721432/Norma_Lausanne_A1.mp3
2.https://www.rapidshare.com/files/389229881/Norma_Lausanne_A2.mp3



Tosca(2) ロ-ザンヌ(Lausanne)歌劇場の「トスカ」 Oksana Dyka


 オクサナ・ディカ(Oksana Dyka)ちゃんが来年の3月にロ-ザンヌ(Lausanne)歌劇場の「トスカ」にrollupされていました。ロ-ザンヌ歌劇場はいわゆる中堅歌劇場なので格下、都落ち、ドサ廻り・・・うるうる涙です。ということで調べてみたところ、どっこい最近はチューリヒ歌劇場に負けないくらいがんばっているということじゃありませんか。アンナ・ネトレプコの後継者として期待のペレチャッコさんも「愛の妙薬」で出演しますし、若手の演奏家を中心に質の向上をめざしているようです。オクサナ・ディカ(Oksana Dyka)ちゃんもまだまだ若いですからね。そういえば我が日本が生んだ世界的リリコ・スピントの大村博美(Hiromi Omura)さんも昨年「ノルマ」でtitlerollを歌っていましたね。ロ-ザンヌ歌劇場の皆さん、ごめんなさい。

ゲオルギュー、カウフマンのトスカ


 来週、NHKでロイヤル・オペラのトスカが放送されますが、トスカが声の荒れてきたゲオルギュー、カヴァラドッシがバリトンのカウフマンでは今ひとつですね。ターフェルのスカルピアだけが聞きものでしょうか。ヴィジュアル重視と考えればいいでしょう。せめてROHに出演しているマルチナ・セラフィン(彼女もすばらしいトスカです。)のほうが聴き応えがあるというものです。一方でヴァレンシアのオクサナ・ディカ(Oksana Dyka)とホルヘ・デ・レオンのコンビは評価も高く、プラシド・ドミンゴの指揮で、ぜひ聴いてみたいものですね。
  ところで、先ほどStaatsoper Unter den Lindenから来シーズンのトスカ、アイーダのtitlerollでオクサナ・ディカ(Oksana Dyka)ちゃんが出演するとの発表がありました。あちこちから引っ張りだこで大活躍ですね。くれぐれも健康に気をつけてくださいね。新国に登場するのはいつになる事やら・・・。

Aida(4) Beautiful Oksana Dyka


 ブサイクなアムネリスにアゴをつかまれイジメられている オクサナ・ディカ(Oksana Dyka)ちゃん。スカラ座のアイーダの写真がupされています。アイーダってラダメスが名誉・地位・王座を捨てても愛した傾国の美女です。その女性がブサイクなアムネリスにいじめられているので聴衆の同情や共感を受けるのですが、実際にはアムネリスの方が美しいこともありますよね。僕がラダメスなら迷うところです。とくに最近はLiveHDの放送も多くなっていますので、いくらオペラとはいえやはり絶世の美人でなくては・・・その点 オクサナ・ディカ(Oksana Dyka)ちゃんはまさにうってつけの適役だと思います。この後、ヴェローナやサレルノでも歌うので楽しみですね。

Aida(3) A voice of Oksana Dyka(輝かしい声)


Oksana Dykaの声質は明るく輝かしい声です。しかも低域から高域にかけてなめらかに美しい声をしています。通常このような声質はややもすると弱々しく聞こえるのですが、非常に力強く、大きな音量で響き渡ります。マリア・グレーギナの若いときの声に似ているという意見もあるのですが、グレーギナはもう少し暗い音質です。どちらかといえばテバルディを柔らかくしたような声で、リリコ・スピントとしては理想的ですね。王女アイーダにふさわしい声質だと思います。

Aida(2)Violeta Urmana


現在、アイーダを歌って一番安定した歌を聴かせるのはやはりヴィオレッタ・ウルマナでしょうか。スカラの来日公演にも出ていますし、METのLive in HDでもすばらしく歌っていますが、なぜか感動が薄いのはどうしてでしょうか。やはり慣れから来る役作りが原因かと思います。私は新鋭の歌手が一生懸命に歌っている姿に一番好感を持っています。もちろん音楽の様式を崩してはいけませんが、そのみずみずしい歌声が感動を呼ぶのだと思います。新進のアイーダでは、オクサナ・ディカをはじめとして、ラトニア・ムーア(歌唱はまだまだですが声はすばらしい)リュドミナ・モナスティルスカ(ドスのきいたドラマティコ)など多士済々ですね。

アントニエッタ・ステッラ~忘れられないリリコ・スピント

Antonietta Stella
 アントニエッタ・ステッラもすばらしいリリコ・スピントでした。日本にもよくイタリア歌劇団で来日し、「西部の娘」のミニーや「トロヴァトーレ」のレオノーラ 、「仮面舞踏会」のアメリアを歌いました。確かに中低域の豊かさが足りないとかということもありましたが、TVで見たそのプレゼンスは最高でした。ヨーロッパではオペラは演劇の延長上にあるそうです。ですから歌手は単に歌唱だけではなく演技やちょっとした仕草など全体的なプレゼンスで評価すべきではないでしょうか。とくにステッラさんの歌にはなんとも言えない気品が漂っていたように思いまして好きでした。CDのレオノーラやエリザベッタなどは今でも愛聴しています。

蝶々夫人(1)Oksana Dyka as cio-cio-san in Vienna State Opera


 各オペラハウスで次々に2012-2013のシーズンの演目が発表されていますが、Oksana Dykaちゃんもとうとうウィーン国立歌劇場(Vienna State Opera)にプッチーニの蝶々夫人でデビューします。cio-cio-sanは彼女の得意の役柄ですがVerona以来2年ぶりとなります。どれだけ成長しているか、楽しみですね。またその後、LAoperaでもcio-cio-sanを歌うそうです。蝶々夫人は長崎が舞台となるだけに日本人の我々としても関心が深いのですが、やはりよほど実力のあるリリコ・スピントでないと、あの長丁場はこなせないですね。またDalhallaのときのような変な衣装をつけさせないでほしいと思います。彼女はそのままでも蝶々さんのように綺麗なのですから、簡素でも、その持ち味を生かした演出を心がけてほしいものです。写真はGraz operaのcio-cio-sanです。日本人の目から見ても、とても美しい蝶々夫人になっていると思います。

虚実皮膜論


先日、京都大学の卒業式に参加しましたが、その時、松本学長の講話に近松門左衛門の虚実皮膜論に関するお話しがありました。虚実皮膜論とは芸というものの真実は虚と実の間にあるものだということです。芸術がすべて真実でも見る者を感動させられないし、すべて虚構でも聴く者に訴える力はありません。それは音楽に関しても同じだと思います。それゆえ、音楽家は楽譜と向き合い、作曲者の真の意図を汲み取り、聴衆が感動するように演奏してゆくのですね。少々、音がはずれても、タイミングがずれても、聴く者が心を動かされるような音楽がすばらしいのだと思います。(その代表はきっとパヴァロッティですね) Oksana DykaちゃんのAida、感動しましたよ。

Aida(1) beautiful Aida of Oksana Dyka(輝けるアイーダ)


去る2月にスカラ座でアイーダの公演がありました。私も眠いのを我慢して聴いていましたがOksana Dykaのアイーダはとてもすばらしかったとも思います。第一幕の「勝ちて帰れ」は声こそ出ていたものの、指揮者のオマル・ウェルバーのテンポの緩急が激しすぎ、十分実力が発揮できなかったようですが、だんだん調子を戻してきて、第三幕の「おお、わがふるさと」はすばらしい出来で最後のSotto VoceのC音はとても美しかったと思います。特に高音域の明るい輝きは抜群でした。もちろん、ほとんど初役なので、緊張したような場面も見受けられましたが、「おお、わがふるさと」の高音域に駆け上がるパッセージなどはその非凡さが出ていたように思います。最近のアイーダは重戦車のような、声だけが大きい歌手が多い中で、このような輝きのある声を持った歌手にアイーダのタイトルロールを任せるところにスカラ座のスタッフの洞察力を感じました。

Tosca(1) Oksana Dyka is No.1 as Tosca.(すばらしいトスカ)


いよいよヴァレンシアのトスカの開幕ですね。写真は昨年のトスカの公演です。Oksana DykaちゃんはScalaと同じく2年連続で「トスカ」を歌います。世界のオペラハウスではいろいろなオペラの上演がされていますが、やはり人気があるのはボエーム、トスカ、アイーダ、椿姫なのではないでしょうか、これらの公演はいつも満員になりますが、その成功の鍵はなんと言っても主役であるリリコ・スピントにかかっていると思います。特にトスカはその劇的な表現、有名なアリア、そして凝縮した音楽など、プッチーニのオペラの中の白眉ともいえる出し物です。また、女性歌手は一人しか出演しないこともタイトルロールの重要性が増している大きな原因でもあります。Oksana Dykaちゃんはこの2年間でMilano(Scala)Valencia,Verona,Dresden,FrankfurtなどでToscaを歌い、今一番数多くToscaを歌っている人気歌手の一人ではないでしょうか。3週間で7回のハードなスケジュールですが、頑張ってくださいね。
プロフィール

dawa7761

Author:dawa7761
オペラをこよなく愛する者です。
すばらしいリリコ・スピントであるOksana Dykaちゃんのファンです。
東の果ての国から応援しています。

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