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Eva Mei 私の愛したリリコ・スピント


Eva Meiさんもとても人気の高い歌手です1967年イタリア生まれ。フィレンツェの音楽院で学んだ後、1990年には、ウィーンのモーツァルト·コンクールで、彼女は「後宮からの逃走」のコンスタンツェでカヴァリエーリ賞を受賞しました。ベルリン国立歌劇場、ロンドンのロイヤル·オペラ·ハウス、ミラノのスカラ座などに出演し各地のオペラハウスで活躍しています。とても美しい容貌と演技力で我が国でもとても人気があり、よく来日されています。今年もハンガリー歌劇場の巡回公演で「椿姫」のヴィオレッタを歌います。ドニゼッティのドンパスクアーレのノリーナ、夢遊病の女などが得意でどいらかといえばベルカント・オペラが中心のコロラトゥーラ・ソプラノといった印象です。反面、「椿姫」の第2幕のスピントがかった歌はどうでしょうか。6月の公演が楽しみですね。
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オペラの損な役


 オペラには損な役もあります。それはイヤーゴとかスカルピアみたいな悪役ではありません。(人気が高い悪役もありますよ)例えば「道化師」のネッダなどは出ずっぱりで多彩な性格の強い歌唱が求められる割に、カニオに人気が集中するため、ぱっとしない損な役です。蝶々夫人のピンカートンはズルい男でcho-cho-sanを困らせますので上手く歌っても役柄でBooが出ることがありますね。トゥーランドット姫も難しい歌唱ですが、カラフやリューが人気のためちょっと損ですね。でも台本作者や作曲家も工夫していますので案外損な役って少ないのかもしれません。

オクサナ・ディカ(Oksana Dyka)ちゃんいよいよMetデビュー


 オクサナ・ディカ(Oksana Dyka)ちゃんがMetropolitan Opera 2013-2014 SeasonにBorodinのPrince Igorでデビューします。Yaroslavnaを歌いますがちょっと地味な役柄ですね。本当はTatianaやMadama Butterfly,Toscaなどを歌ってほしいところですが、一歩一歩着実に前進してほしいと思います。でもYaroslavnaはオクサナ・ディカ(Oksana Dyka)ちゃんの故郷ウクライナの女性ですし、Prince Igorそのものがウクライナの物語なので何かの縁があるのかもしれません。期待しています指揮は Gianandrea Nosedaで新演出のためライブ・ビューイングがあるかもしれません。毎日見に行っちゃおうと。とても楽しみです。頑張ってくださいね。

ウォルフガング・サヴァリッシュ氏逝去


 ドイツを代表する指揮者の一人で、NHK交響楽団の名誉指揮者を務めるなど、日本ともゆかりの深い、ウォルフガング・サヴァリッシュ氏が亡くなりました。89歳でした。
 私が最初に聴いた演奏会はサヴァリッシュとNHK交響楽団の演奏会でした。まだその後親密な関係となるN響との初期の頃で、確かシューマンの交響曲第4番が中心のチクルスだったと記憶しています。大変アッサリした演奏で、あっという間に演奏会が終わり、若かった私は「クラッシックってこんなものか」と勘違いしたことを覚えています。その後演奏会へ足を運んだり、オペラのCDや映像に触れるにつけ、次第に何度聞いてもあきない演奏、音の透明感、知性的でブレのない音楽解釈など味わい深い音楽表現に惹かれてゆきました。オペラにおいても濁りのない音を中心にサヴァリッシュ氏が振るといかにも安心して音楽や歌に浸れました。NHKでは「バイエルン・リング」を始め氏の数々の名演奏の映像や記録があるはずですから、後生のクラッシックファンのためにも是非、大切にして欲しいと思います。素晴らしい演奏の数々を残してくれたサヴァリッシュ氏のご冥福を心から祈ります。

オペラのもうけ役


 オペラには新鋭歌手がちょっと歌っただけで、観衆から拍手喝采を受けるお得な役柄があります。これを俗に「もうけ役」と言いますが、それを挙げてみましょう。
 まず、なんと言っても「フィガロ」のケルビーノと「ばらの騎士」のオクタヴィアンというズボン役です。ズボン役は女性歌手が男性に扮して男性の役をこなすものですが、この二役は人気が上がりますね。でも、歌唱としてもしっかりしたものを会得しなければなりません。プッチーニでは「トゥーランドット」のリューや「ボエーム」のムゼッタというところでしょうか。ヴェルディはもうけ役の少ないオペラですが「仮面舞踏会」のオスカルは人気が出ます。ワーグナーでは難しいけれどミーメなどはもうけ役ですね。「オランダ人」や「トリスタン」の舵取りや水夫も上手くいけば出世コースです。案外大穴は「マイスタージンガー」の夜警です。クルト・モルやベルント・ヴァイクルなども若いときに歌っていました。

レオンティーナ・ヴァドゥヴァって知っていますか 私の愛したリリコ・スピント


レオンティーナ・ヴァドゥヴァ(Leontina Vaduva)1960年生まれ、ルーマニア出身のソプラノです。本来はリリコですがスピント系の力強い歌までこなしました。私が感心したのはボルドー歌劇場でのヴィオレッタを聴いたときのことです。ご存じのように「椿姫」のヴィオレッタは第一幕のコロラトゥーラから第二幕のスピントがかった力強い歌まで幅広い歌唱が求められます。この難役をヴァドゥヴァは艶やで張りのある声でいとも軽々とこなしていて素晴らしいと思いました。ただ、背が低く、少しおばちゃん顔なのが災いしてかあまり人気は出ませんでした。そのころ映像のオペラが多くなり、ゲオルギューのようなルックスの良い歌手に人気が集まったせいかもしれません。映像はアラーニャと共演したロメオとジュリエットです。

ヘー・ホイのアイーダ 私の愛したリリコ・スピント


 NHKで昨年のヴェローナでの「アイーダ」が放送されました。
エジプト王…ロベルト・タリアヴィーニ
アムネリス…アンドレア・ウルブリヒ
アイーダ…ヘー・ホイ
ラダメス…マルコ・ベルティ
ランフィス…フランチェスコ・エルレロ・ダルテーニャ
アモナズロ…アンブロージョ・マエストリ
エジプト王の使者…アントネルロ・チェロン

ヴェローナ野外劇場管弦楽団・合唱団
指揮:ダニエル・オーレン
演出:ジャンフランコ・デ・ボジオ

 今年はヴェローナ音楽祭が始まって100年目で、最初に公演したときの演出に戻っての記念公演だそうです。で、実際の演奏ですがやはり野外劇場のハンディか、全体として大雑把な音楽でソリストやコーラス、オーケストラも合っておらず、指揮のオーレン氏もとにかく速いテンポで、ボロを出さないようにリードしていました。ソリストも大きな劇場に合わせて大きな声、身振りで対応していましたが、細かな表現までは期待できなかったようです。その中ではアモナズロのマエストリはさすがに存在感十分でしたね。ラダメスのマルコ・ベルティは張りのあるいい声ですが、ちょっと一本調子です。アムネリスのアンドレア・ウルブリヒは歌になっていません。問題はアイーダを歌ったヘー・ホイです。数年前から比べると上手くなっていますが、微妙なところで音程が外れ、低音部では音がひっくり返り、ヴィブラートも強い歌となっています。何よりも彼女らしい個性や表現力が感じられず、魅力的ではありません。どちらかと言えば音楽というよりも観光名所のような感じで、やはり「アイーダ」はオペラハウスで聴くものだなあと思いました。

ラトニア・ムーアのアイーダ 私の愛したリリコ・スピント

OPERA~1
ラトニア・ムーア(Latonia Moore)が新国立劇場の「アイーダ」でCountry Debutします。(右側の人)彼女はアメリカ出身のリリコ・スピント。昨年の3月メトロポリタン歌劇場『アイーダ』でヴィオレッタ・ウルマーナの代役として出演しました。そのときの放送を聴きましたが、緊張したせいかブレスが多すぎフレーズがブツ切れ、ピッチも外しまくっており大変なことになっていました。でも声はとても素晴らしくこれからの伸びしろが期待できますね。なにしろオクサナ・ディカ(Oksana Dyka)ちゃんが3位だったマルセイユのコンクールでのグランプリなのですから・・・。ミカエラ・カロージよりも期待が持てます。でももう30代半ばなので今が正念場かもしれません。頑張ってくださいね。

パヴァロッティの「ラダメス」Masterpiece of Aida(6)



ヴェルディ:歌劇「アイーダ」
アイーダ…マリア・キアーラ
ラダメス…ルチアーノ・デパヴァロッティ
アムネリス…ゲーナ・ディミトローヴァ
ランフィス…ニコライ・ギャウロフ
アモナスロ…フアン・ポンス
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
指揮:ロリン・マゼール

 パヴァロッティの「ラダメス」を聴くための演奏です。この頃からパヴァロッティはスピント系の役柄に幅を広げてゆきました。明るい一本気な「ラダメス」ですが、やかり「清きアイーダ」から聴かせどころは上手いですね。少しアクセントを強くして張りのある声で快調です。彼が一度出演するだけで年間予約席が売り切れたオペラ・ハウスもあったそうですが、蓋し、納得ができますね。ランフィスのギャウロフ、アモナスロのフアン・ポンスも余裕のある堂々たる歌いぶりです。逆に女声陣は貧弱です。アイーダのキアーラはスピントらしくない弱々しい声で演技も同じ動作の繰り返しです。アムネリスのディミトローヴァも本来の持ち役ではないだけに押しは強いのですが低音部が不安定ですね。ただ指揮のロリン・マゼールは素晴らしい。特に音楽の響かせ方はいかにもオペラを知り尽くしている感じでオーケストラから充実した音楽を引き出しています。若い頃は尖った演奏をしていましたが、バイロイトで「リング」を振った頃から表現力に幅ができ、ドイツ・オペラからイタリア・オペラまで音楽の本質を余すところなく表現しています。

シェリル・スチューダーの「アイーダ」Masterpiece of Aida(5)



ヴェルディ:歌劇「アイーダ」
アイーダ…シェリル・スチューダー
ラダメス…デニス・オニール
アムネリス…ルチアーナ・ディンティーノ
ランフィス…ロバート・ロイド
アモナスロ…アレクサンドル・アガシェ
ロイヤル・オペラハウス
指揮:エドワード・ダウンズ

 なんと言ってもお気に入りだったシェリル・スチューダーのアイーダが聴ける逸品です。彼女はアメリカ、ミシガン州出身のリリコ・スピントでドイツ・オペラからイタリアオペラまで幅広く活躍しました。特にピッチの安定した、そして力強い高音の張りとコントロールは絶品でした。とするとアイーダは素晴らしいはずなのですが、このときはやや不調気味で中低位域が不安定です。でもこの「おお、わが祖国」では持ち味を発揮していますよ。アムネリスのルチアーナ・ディンティーノも若いですね。ラダメスのデニス・オニールもなかなかキリッとした良い歌ですが、その他は指揮も含めて平凡な演奏です。ただ演出は日本の戦国時代になぞらえてなかなか面白かったと思います。これは20世紀最後の大リリコ・スピントである、シェリル・スチューダーを聴くための演奏です。

カラヤンの「アイーダ」Masterpiece of Aida(4)


ヴェルディ:歌劇「アイーダ」
アイーダ…ミレルラ・フレーニ
ラダメス…ホセ・カレラス
アムネリス…アグネス・バルツァ
ランフィス…ルッジェロ・ライモンディ
アモナスロ…ピエロ・カップッチッリ
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン

 「カラヤンなら何を聴いても大丈夫」という旧盤からちょうど20年ぶりの録音です。旧盤と比べると、なぜカラヤンが再録音に踏み切ったかという理由が分かるような気がします。旧盤も素晴らしいのですがやはりテバルディなどの名歌手は自分のテンポ・フレーズで歌っており、微妙な部分でカラヤンは違和感を抱いていたのではないかと推察されます。そこは若い頃からオペラハウスで鍛えられた技術で聴くものを圧倒してきたカラヤンで綻びひとつありませんが、この新盤では自分の気に入った声を持つ歌手を使い、いかにもシンフォニックなカラヤンらしい「アイーダ」を創り上げています。だから主役のフレーニ・カレラスが「スピントらしくない」とか「歌の迫力が今ひとつ」という論評は、そもそもカラヤンらしい音楽の作り方を理解していないのではないかと思われるほどです。歌手ではピエロ・カップッチッリのアモナスロが威厳と美しい声で素晴らしいですし、アムネリスのアグネス・バルツァも迫力があって聴かせますね。ベル‥カントオペラを楽しむなら旧盤、音楽としての「アイーダ」を味わうのなら新盤と言うところでしょうか。でも合唱はあの荒々しいまでの迫力に満ちたスカラ座の合唱団が一番でしょう。では次回からは映像で表現された「アイーダ」です。

関西二期会サロンオペラ「蝶々夫人」を聴きに行ってきました。


 今日、ザ・フェニックスホールで行われた関西二期会サロンオペラ「蝶々夫人」を友人たち3人で聴きに行ってきました。その演奏の感想ですがとても良かったと思います。
関西の若手の歌手を中心にプッチーニの音楽に対する情熱がうかがわれるような公演でした。私たちは昼の部を聴いたのですが、前の席に陣取り、すぐ目前で生の声を聴けるという幸運に恵まれました、皆さんとてもよく声が出ていたと思います。特にピンカートンの角地正直さんは朗々とした声で素晴らしかった。シャープレスの山崎亨さんも良かったのですがややハイバリトンの声で、ピンカートンと少しかぶっていたのが残念でした。山川みさきさんの蝶々夫人も良かったのですが本来はリリコ系の声なのでスピントを利かせる部分ではヴィブラートを使い、ちょっと苦しそうでした。高音部に時たまざらついたところも気がかりでした。でも後半になると声に張りが出てきてとても素晴らしくなりました。ただ、一流のスピントに見られるフレーズや感情表現で音色を変えたり、音を少し伸ばしたり、ピッチを変えたりというところまでは無理なのでしょう。昨年のLosでのオクサナ・ディカ(Oksana Dyka)ちゃんの「蝶々夫人」はその点でも抜群でした。ゴローの島袋羊太さんも芸達者で楽しませてくれました。感心したのはアンサンブルの方々でイタリア語も上手く、ゆったりした旋律をよく歌っていました。ピアノの越知晴子さんも出だしは今ひとつでしたが後半はとても上手く歌手に寄り添っていたと思います。指揮の金正奉さんは、やや先走っていてやはりイタリアオペラらしいタメの部分を利かせればもっと良かったでしょう。
フェニックスホールは300人くらい入る小さなホールですがほぼ満席で、歌手の皆さんの声もよく通りとても楽しめました。観客の皆さんも満足されていたようです。演出もよくまとまっており、大きな会場で簡単な舞台装置で聴くよりはよほど良かったのではないかと思います。このサロンオペラ、今後の注目株ですね。次の機会も是非行ってみたいと思いました。

プロフィール

dawa7761

Author:dawa7761
オペラをこよなく愛する者です。
すばらしいリリコ・スピントであるOksana Dykaちゃんのファンです。
東の果ての国から応援しています。

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