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第57回ニューイヤーオペラコンサート


 恒例のNHKニューイヤーオペラコンサートを聴きました。圧巻は何と言っても現在、ヨーロッパで活躍中の中村恵理さんによる「ロメオとジュリエット」から「私は夢に生きたい」です。まず高音の安定感、オペラ歌手らしい押し出しの強い歌には感心させられます。また、ディクションのもさすが本場で鍛えられているだけあって素晴らしかったですね。大村博美さんは最近ちょっと声が前に出なくなって心配です。お気に入りの林美智子さんは出番が少なかったですね。
 それにしてもやはり日本の歌手は喉の奥から母音が出てくるようで(特にベテランの歌手)違和感を覚えます。イタリア語はu音は調音点が前なので、その点は大きな違いですね。やはりディクションの克服のためには中国や韓国の歌手のように本場で修行を積まなければならないと思いました。グローバル化の時代ですから中村恵理さんのように海外で勝負して欲しいと思います。
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マリーナ・レベッカ(Marina Rebeka)私の愛したリリコ・スピント



 最近、人気が急上昇しているラトヴィア出身のマリーナ・レベッカ(Marina Rebeka)。海外のサイトで良く取り上げられ、CDも出ましたので、私のLibraryの中から探しますと。何とMet でドンナ・アンナ歌っているではありませんか、彼女はロッシーニなどをレパートリーにしていたのでレジェロかと思っていたのですが、注意して聴いてみると 確かに高音の美しさ、歌唱の安定度は抜群ですが、それだけではなく声の艶、厚さも十分で表現力もあり素晴らしい歌を展開していました。エルヴィラのフリットリがやや下り坂の歌唱なのに対して、伸び盛りのレベッカの声は素晴らしい存在感でした。グワイチェンやヴァルガスの男声陣も素晴らしく、ファビオ・ルイージの指揮もイタリアものやモーツァルトは上手いですね。聴かせる「ドン・ジョヴァンニ」でした。マリーナ・レベッカ(Marina Rebeka)は最近シカゴでヴィオレッタなども歌っています。また、聴きましたらコメントしたいと思います。

次は「ナブッコ」です。


次は「ナブッコ」です。

ナブッコ:レオ・ヌッチ
イズマエーレ:アレクサンドルス・アントネンコ
ザッカーリア:ヴィタリー・コワリョフ
アビガイルレ:リュドミラ・モナスティルスカ
フェネーナ:ヴェロニカ・シメオーニ
ベルの大司教:エルネスト・パナリエルロ
アブダルロ:ジュゼッペ・ヴェネツィアーノ
アンナ:タチャーナ・リャグゾワ、

ミラノ・スカラ座合唱団
ミラノ・スカラ座管弦楽団
指揮:ニコラ・ルイゾッティ
演出:ダニエレ・アバド

 何と言ってもナブッコを歌ったレオ・ヌッチですね。年齢からしても声の輝きは今一歩ですが、その歌唱はだんだん衰えていく王の姿を存分に現しています。演技も素晴らしく特に目力は抜群です。
 もう一人の主役、アビガイルレのリュドミラ・モナスティルスカもドラマティコらしい力強い歌唱と2オクターブもある旋律を歌い上げて大きな拍手を浴びていました。彼女はキエフ・オペラでオクサナ・ディカ(Oksana Dyka)ちゃんの先輩にあたります。普段はキエフに住んでいて出演のあるときだけやってきます。キエフ・オペラの来日公演でもアイーダを歌っていたはずですが、その時は日本の評論家からは見向きもされませんでした。やはりスカラ座の観客は聴く耳を持っているのですね。ブレスがちょっととか演技が今ひとつといった評もあるのですが、細かいことはさておきPPなどの弱音部もとても上手いですね。
 イズマエーレのアレクサンドルス・アントネンコやザッカーリアのヴィタリー・コワリョフもいい声で歌っていましたが、レオ・ヌッチ以外は東欧やロシアの歌手が中心でしたので、前述の「椿姫」同様、スカラ座も国際化が進んでいます。
 指揮のニコラ・ルイゾッティは上手いですね速めのテンポでダイナミックな音楽の中にゆったりとした旋律を絡ませて申し分ありません。特に管楽器のバランスがいいように思いました。
 演出のダニエレ・アバドは20世紀のホロ・コーストを敷き写しにした現代的な演出で、好評のようでしたが、歌手の演技指導が十分ではなく、各幕での色彩や表現が単調な感じで変化の多いこのオペラにとってはチグハグな感じでした。(西宮の「トスカ」でも感じたことです。)衣装も工夫が欲しいですね。ただ。行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って」の合唱はさすがスカラ座ですね。イタリアの心を感じさせました。

ミラノ・スカラ座 2013/14シーズン 開幕公演の『椿姫』


あけましておめでとうございます。今年も「私の愛したリリコ・スピント」をよろしくお願い致します。

まず新年はミラノ・スカラ座 2013/14シーズン 開幕公演の『椿姫』です。

ヴィオレッタ・ヴァレリー: ディアナ・ダムラウ
フローラ・ベルヴォア: ジュゼッピーナ・ピウンティ
アンニーナ: マーラ・ザンピエーリ
アルフレード・ジェルモン: ピョートル・ベチャワ
ジョルジョ・ジェルモン: ジェリコ・ルチッチ
ガストン子爵: アントニオ・コリアーノ
ドゥフォール男爵: ロベルト・アックルソ
ドビニー侯爵: アンドレア・ポルタ
グランヴィル: アンドレア・マストローニ
ジュゼッペ: ニコラ・パミーオ

ミラノ・スカラ座合唱団
ミラノ・スカラ座管弦楽団
指揮:ダニエレ・ガッティ
演出:ドミートリ・チェルニャコフ
衣装:エレナ・ザイツェワ

 何と言ってもスカラ座の開幕公演『椿姫』で主役3人のうちイタリア人が一人もいないということに驚かされます。当然Booが予想されましたが、この日はアルフレードのピョートル・ベチャワがその標的となりました。ちょっとピッチが甘いところもありましたが第二幕では料理をしながら歌ったりして大変なことを思うとまずまずのできであったかと思います。
 ヴィオレッタはドイツ人のディアナ・ダムラウです、イヤすごい体型に圧倒されました。歌のほうは第一幕はコロラトゥーラの部分が多いのでまあこんなものかなと思いましたが、第二幕ではスピントを利かせなければならないのでちょっと苦しそうでした。尻上がりに良くなり「過ぎし日よ、さようなら」ではその技術を駆使して圧倒的な存在感でしたね。最近はリリコからレジェーロ系の歌手がヴィオレッタを歌うことが多いのですが、是非、スピント系の力強いヴィオレッタも聴いてみたいです。
 ジェルモンのジェリコ・ルチッチは表情はうまいのですが、「プロヴァンスの海と陸」などもう少し朗々とした明るい声のバリトンを聴いてみたいです。指揮のガッティはもうベテランですね。ちょっと旋律の切り上げが早いところが気になりますが、彼もBooを浴びていました。
 一番の問題は演出のドミートリ・チェルニャコフでしょう。音楽を横に置いて、歌手に演技させすぎですね。特に第三幕のヴィオレッタは死の直前なのに運動量が多すぎます。細かいところは工夫しているのですが、読み替えならそれらしくもっと一貫性のあるスタイリッシュなものにして欲しかったです。Metの「イーゴリ公」大丈夫かしら。
 ザイツェワの衣装もいけません。ダムラウがあの体型ですからもう少しふさわしいものにしなければ。まるで太ったおばちゃんで『椿姫』の初演の失敗を彷彿させるものでした。第二幕なんてまるでグレーテルです。
 最後にアンニーナでマーラ・ザンピエーリが出ていたのには驚きました。スカラ座では30年前のプリマですね。通常とは違いアンニーナが物語の伏線となる演出でしたがザンピエーリにはスカラ座の天井桟敷も大きな敬意を払ってました。
プロフィール

dawa7761

Author:dawa7761
オペラをこよなく愛する者です。
すばらしいリリコ・スピントであるOksana Dykaちゃんのファンです。
東の果ての国から応援しています。

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