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音楽批評と二項対立


 写真は柴田南雄先生です。
 いわゆる音楽評論家の批評を読むと精神的か、表面的かという二項対立で語られる場合があります。が二項対立はすでに200年前の論理学で現在ではそのような論法を使う学者はおりません。私は少し文芸批評もかじっていますが、例えば「川端康成の小説には精神性が感じられる」などと書くようものなら、その世界では全く軽蔑されてしまいます。ところが音楽評論の世界ではこんな文章がまかり通っています。音楽に素人の私のようなものが感想で言うのならかまいませんが。プロの音楽評論家なら具体的に誰もが納得できるような客観性を持って音楽評論をして欲しいものです。私が今まで音楽評論として納得できたのは、吉田秀和先生と柴田南雄先生の論評ぐらいでしょうか。

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